当社が運営する「あい・あい保育園」を紹介していくシリーズです。施設長等にお話しを聞き、どんな保育園なの?教育体制は?などなど…LIVEな園情報をお届けします。第2回は東京墨田区にある小村井園です。下町の雰囲気が残る地域にある小規模保育園で、最寄りの小村井駅からは徒歩5分ほどの好アクセス。現在、19名の0~2歳児が在籍しています。山本施設長と新卒保育士の台丸谷さんにお話しを伺いました。

寄り添う保育を実践。子どもたちが笑顔で安心して過ごせる“家”に

■「エピソード形式」の申し送りが保護者との信頼関係を築く一助に!

Q.小村井園は小規模保育園ですが、園で大切にしていることは?
山本:一人ひとりに寄り添った保育を心がけています。そのために実践しているのが『子どもをしっかりと見守り、細やかな成長や発達を日々見逃さずに見ること』です。たとえば、Aちゃんは今日、積み木を3個積めた。確か昨日は1個だったな、と。そういった小さな気づきを見逃さず、さらにその“気づき”を保護者の方と共有しています。

Q.保護者との信頼関係も深まりますね?
山本:その通りだと思います。一人ひとりの子どもの成長を見守れるのは保育士のやりがいのひとつです。そして、その子の成長を保護者と一緒に喜べるのは本当に嬉しいことです。職員が保護者に楽しそうに報告している場面を見ると、私まで嬉しくなってしまうんですよ。

Q.保護者や職員の考え方が多様になっている今、子どもの成長を共に喜び合える関係が築かれているのですね。秘訣は何でしょうか?
山本:保護者との連携を整える仕組みとして「エピソード形式」の申し送りを行っています。1日の中でその子の「今日のトピックス」をみつけて保護者にしっかりお伝えします。これは、子どもの見方が前向きになるという面もあると思います。

手作りと既製のおもちゃを上手に組み合わせて…。

Q.なるほど。ポイントを絞ることで保育士側も見つけやすいし、保護者にも説明しやすいというわけですね
山本:はい。もともと保護者対応がうまくできないという保育士へのアドバイスが発端でした。「あれもこれも伝えるのではなく、保護者が特に興味をもっている何かに注目して話しをすると、そこから自然と話題も広がるものよ」と。

安全に楽しく遊べるコーナー

スタッフからの何気ない一言が、大きな反響へ

Q.職員間の連携についてはいかがですか?

山本:子どもの成長から園の環境まで、職員全員で考え、情報を共有する機会を設けるようにしています。職員全員が積極的に動くことに喜びを感じるようになり、意見も活発に出しあえる環境だと自負しています。

Q.職員からの意見で実現したことがあれば教えてください

山本:新型コロナの影響で登園自粛が続く中、保護者様に何かできないかと職員全員が憂いていました。ふと「みんな外出できなくて退屈じゃないかな?それなら園で作るはずだった制作物を届けてあげたら?」と何気ない一言がありました。“それはいい”ということで、早速に封筒に制作物と説明書、出来上がりの写真を同封して各家庭に郵送しました。

Q.それは素敵な提案ですね。

山本:保護者の方から感謝のメールをたくさんいただきました。温かいお言葉は職員の励みになりましたし、その後、この取り組みを知った運営部が全てのあい・あい保育園でも行うことを勧めてくれました。子どもたちへの愛情が形になったようで、とても嬉しい提案となりました。

初めての新卒を受け入れ、共育制度の大切さを実感

Q.今年度は新卒の社員がいますが教育体制について教えてください

山本:新卒の先生を迎えるのは初めてなので、私も緊張しました(笑)。当社には、新入社員に「共育担当(*1)」として年齢の近い先輩社員が専任で指導・育成をしますが、どちらの成長も実感してホッとしています。

Q.新入社員の保育士も共育担当者も共に成長した?

山本:はい。私は敢えて見守り役に徹しました。でも、先日、新卒1on1(*2)で共育担当者に些細な質問をしているのを見て「ああ、何でも相談できているのだな」と感じました。

実は、共育担当の先生も初めて新人に教える担当になったので、私としては担当の先生も成長できると思ってお願いしました。

これからも、背負いすぎず、時には肩の力をぬきながら共に成長していってくれると嬉しいですね。

Q.台丸谷さん、共育制度を受けてみていかがですか?

台丸谷:青森出身で関東での就職を希望していました。入社の動機はあい・あい保育園の雰囲気に惹かれたからです。初出社から緊張の連続ですが、共育担当の先輩がとても相談しやすく職場にも溶け込みやすかったと思います。

Q.共育担当の良いところは?

台丸谷:きちんとお話しする機会を設けてくださるので、いろいろな疑問や相談をしやすいです。大きい質問なら職場でも聞きやすいのですが、ちょっとしたことは遠慮して聞きづらいもの。わからないまま、やり過ごしてしまったかもしれないです。

Q.入社して困ったことや悩んだことはありますか?

台丸谷:最初は制服を着て、エプロンをしているのに子どもたちから「この人、誰?」となってしまって…。中でも2歳児の対応が難しくて少し落ち込みました。先輩に相談したら「2歳児はイヤイヤ期が始まって担任の先生でさえ扱いが難しいもの。毎日接することが大切。そして、おもちゃを持ってきたり、ごはんの時にスプーンで食べさせてという仕草をみせたら、それが信頼された証拠だよ。」とアドバイスされました。これまで見逃していた何気ない仕草ひとつにも大きな意味があるとわかり自信につながりました。

山本施設長(左)と台丸谷さん。「表情がやわらかくなりました」と山本施設長

子どもをしっかり見て理解することこそ「保育の基本」とおっしゃる山本施設長を中心に、職員が一丸となって園児に寄り添った保育を実践している小村井園。そんな小村井園では、学生や地元の小学生ボランティアを受け入れたり、園の行事に参加してもらうなど、地域との交流も大切にしています。(新型コロナ感染症の影響を受け現在は中止)。<

「ランチの時、自然と子どもたちのことが話題になってしまうんですよ。」と笑う山本施設長。家庭、保育園、地域社会という3つの“あたたかい家”に見守られて、みんなすくすくと育っています。

 


*1共育担当:新卒入社の社員は、一人ひとりに先輩社員が「共育担当者」として専任で付きます。入社当初からきめ細かく指導・育成する環境を整備しています。
*2新卒1on1:新入社員は、共育担当者などが1on1という定期的なミーティングを実施しながらサポートします。新卒社員が抱えがちな悩みも一緒に乗り越えることができます。

文責: 馬渕