園紹介の第20回目は大阪 福島区にある「あい・あい保育園 中之島園」です。
福島区中之島は大阪駅まで自転車で通える距離にありながら、多くの病院や保育施設など集まっており、充実した子育て環境が整っているエリアです。
「あい・あい保育園 中之島園」もJR福島駅、地下鉄玉川駅、京阪中之島駅の3駅が徒歩圏内のため、お出かけにはとても便利。また、中之島園の周辺には下福島公園や堂島川があり、園児たちは秋の晴れた日には黄色に輝く銀杏並木道やキラキラした水面眺めながらお散歩を楽しんでいます。
取材当日はハロウィンパーティーが行われており、園児たちもソワソワ、わくわくした様子。そんな「あい・あい保育園 中之島園」のことをぺリス施設長と1歳児担任の土手先生に伺いました。

■絵本からこんにちは!中之島園に遊びに来たおばけさんを一生懸命探す園児たち。

Q, 今日のハロウィンパーティー、園児たちもかわいい衣装を着ていますね。先生の仮装も本格的です!
ぺリス:クラスごとに違って、制作の時間に子どもたちに作ってもらったんですよ。
土手:1歳児さんはシール貼ることがが好きなので、おばけの顔を作ってもらいました。目や口の場所がそれぞれ違い、個性的なおばけが完成しましたそれぞれ個性があって、とってもおもしろいです。作ったときから「ハロウィンパーティー楽しみだね」という声も聞こえてきて、期待が高まっていたのも良かったですね。

Q,今回のハロウィンパーティーで工夫された点はどんなところですか?
土手:「保育園におばけや魔女が遊びに来てくれた」という設定にしたところですね。絵本に登場する“おばけ”“魔女”“黒猫”のシルエットに合わせて、お部屋にシルエットを飾って、そのシルエットを見つけて「誰がいるのかな?」というふうに楽しみを持って探しにいけるよう工夫しました。

Q,子どもたちの反応はいかがでしたか?
土手:おばけや魔女にびっくりしてしまうお友達もいましたが、おばけを怖がって泣くこともなく、笑顔で「トリックオアトリート!」と言えていましたね。
ぺリス:おばけさんからもらうお菓子は欲しいけど、ちょっと怖いなという感じですね(笑)

Q,今後はどんな風に子どもたちに関わっていきたいですか?
土手:小規模園なので、子どもとより深くかかわっていける環境だと思っています。月齢もそれぞれ違うので、一人一人と向き合いながら、いいところをいっぱい見つけて伸ばしていってあげたいなと思います。

お散歩中も「おばけさんどこかなぁ」と探す園児たち

■もうひとつのおうちとして…園児の気持ちを最大限に尊重するための環境作り

Q,園で力を入れていることは何ですか?
ぺリス:今年は特に保育の環境設定に力を入れました。たとえば、ブロックのスペース、乗り物を集めたスペースやお人形遊びをするスペース、パズルなど指先を使って遊ぶスペースなどがあります。園児たちがそれぞれやりたいことに夢中になれるような環境を職員同士で考えています。

Q,そうなんですね。ちなみにこの青いスペースは?
ぺリス:ここは一人の時間を作るスペースです。普段はマットレスを敷いていて、ごろんと寝転んでゆったりとした気持ちになれるようにしています。

自分だけの秘密基地のような特別感も。

Q,なぜ、このようなスペースを作ったのですか?
ぺリス:園児たちは長い時間を保育園という集団のなかで過ごしているので、気を張ったり、我慢している時もあるかもしれません。そういうときに自分だけの空間でゆったり過ごす時間があってもいいのではと思い、このスペースを作りました。園児たちの安心できる場所として、そのときの気持ちを大事にしてあげたいなと。他にも、ポットン落としなど一人で集中してじっくり取り組める空間としても大活躍しています。

Q,なるほど。では、最後に「あい・あい保育園 中之島園」を今後どんな園にしていきたいですか?
ぺリス:園児にとってはもうひとつのおうちとして安心できる場所でありたいです。また、保護者にとっても安心して預けられる園を目指して頑張っていきたいです。
そして、今日園児たちに配ったお菓子は、近所でケーキ屋さんを営んでいる以前、通ってくださっていた園児の保護者さんがご厚意で提供してくださいました。コロナという状況もあり、今年は仮装して子どもたちが伺うことはできませんでしたが、ひとつひとつ、可愛くラッピングしてくださっていて、子どもたちも嬉しそうで…本当に地域の方のご協力はありがたいと感じています。ご挨拶をしっかりするとか当たり前のこと大事にして、地域に根付いた園になれるようにしていきたいです。

この日、中之島園の園児たちのお散歩に同行すると、園児たちから「おばけさーーん!」との呼びかけが。先生たちはそれぞれに応えながら「また隠れちゃったねぇ」や「恥ずかしくて出られないのかなぁ」など、園児たちに優しく話しかけている姿がとても印象的でした。
「園児が大人との関係性を築いていくことが、なにより大事だと思うんです」と話すぺリス施設長の想いを先生方が受け取って日々過ごしている様子がうかがえる取材となりました。

文責:中村