挑戦を達成感につなげる取り組みで子どもたちが成長!信頼と愛情があふれる都会の保育園

実はお散歩コースが多彩。カエルやダンゴムシを虫眼鏡で観察!少し怖くても、先生がついているよ!

当社では千葉、東京、神奈川、大阪に72のあい・あい保育園を展開しています(2020年7月現在)。それぞれの園では、当社の保育理念「もう一つの家」を実践するため、独自のイベントや地域交流などを行っています。そんなあい・あい保育園の様子を順番に紹介しています。「どんな保育士さんがいるの?」「どんな取り組みをしているの?」等々、ライブな情報をお伝えします。
今回紹介するのは東京都中央区にある「あい・あい保育園 日本橋浜町園」です。オフィス街であり、銀座や日本橋といった著名なショッピング街を含む中央区にありながら、近くには区で最も大きい浜町公園があるなど緑も多い地域です。成田施設長にお話しを伺いました。

オフィスビルの2階にあるあい・あい保育園日本橋浜町園

■野菜ちぎりに挑戦した子の食欲がモリモリ!

Q浜町駅から徒歩5分!都会の保育園ですがお散歩はどこに行かれるのですか?
成田:実は、お散歩コースは多彩なんです!園自体はオフィスビルの2階ですが、公園が多い地域のため、お散歩コースに上手に組み入れています。すぐそばには浜町公園があるし、アスレチックのある公園もあって、時には思いっきり身体を動かして遊んでいます。

Q 自然に親しめる環境が整っているのですね。こちらでは“ちぎり野菜”という野菜に親しむ取り組みもされていると聞きました。
成田:はい。その日の給食に出る野菜を事前に確認して、子どもでも下処理ができるような野菜がある日は、毎日の保育の中に位置づけるようにしています。(※新型コロナによる自粛期間中は休止)

Q具体的にはどんなことをするのですか?
成田:玉ねぎの皮をむいてみる、しめじやレタスの葉っぱをちぎってみる…。そうそう、今度、ともろこしの皮むきに2歳児さんが初挑戦します!子どもたちができることを考えて、いろいろ挑戦しています。

Q食育にもなるし、何よりも子どもが喜びそうですね
成田:はい。きっかけは去年の2、4歳児さんに食が細い子が何人かいて、「どうしたらいっぱい食べてくれるかな」と担任を中心にみんなで考えたあげくの取り組みなんです。しめじをちぎった日は「これ、今日の朝、ちぎったしめじだね」と給食時に声かけもしました。すると、食が細かった子が少しづつ食べるようになって、結局、給食を完食するまでになったのです!

Qそれは、うれしい驚きですね。そんなに変わるものなのですね。
成田:たかが野菜の皮むきと思うかもしれませんが、子どもにとってはたくさんの学びがあるのだと思います。それに自分で準備した食材というのは、進んで食べたい気持ちになるのかもしれませんね。

Qお家での変化もあったのでしょうか?
成田:保護者の方から「家でもすごく食べるようになって、びっくりしました」という嬉しい報告をいただきました。野菜ちぎりは、続けるのが容易という点でも良い取り組みだと思うので、今後もぜひ続けていきたいと思います。

■職員から上がった「子育て支援」の声

Q新型コロナウイルスによる登園自粛、新卒の保育士さんの様子はいかがでしたか?
成田:当園自粛期間中は、多くの保護者様に自粛協力をいただきました。1週間、2週間と自粛が続くうち、職員の間から「子育て支援がやりたい」という声が自然に聞かれるようになりました。
実は自粛期間中に、連絡帳アプリ「CCS NOTE(*1)」に保護者の方から子育てのお悩みの声がたくさん届きました。その状況を見て、職員のほうから子育て支援の声があがったのです。

Qどのようなお悩みの声が多かったのですか?
成田:まず「緑の野菜を食べないのですが」といったものから「ご飯自体を食べなくなった」という心配なものもありました。これらの声には給食の担当職員が、こういうレシピだったら食べるかなとレシピを考えたり、お悩みに答えたりしました。
また、「発達段階にあったおもちゃが知りたい」や「イヤイヤ期にどう対応すればいい?」「反抗的な態度にはどうすればいい?」といった悩みの声にも職員が一人ひとり、ていねいに対応しました。

Qそういったやりとりは、保護者の方との信頼関係を築く一助になりますね。
成田:はい。自粛期間中は一番心配だったが子どもたちと保護者様。次に心配だったのが職員です。でも、みんなで一生懸命考え、取り組んだことで結束が高まったと思います。当園には新卒が3名(1名調理)いるのですが、みんなしっかり対応してくれて、不要な心配に終わりました(笑)。

Qそうだったのですね。一般的には保育士1~2年目の悩みは保護者対応だそうですが、そういった心配もなかったですか?
成田:現在2歳児の担任は2年目ですが保護者からの信頼がとても厚いんです。もちろん、最初は失敗することもあって、保護者からご意見をもらうこともありました。でも、そのご意見を真摯に受け止めて向き合うことで、逆に保護者からの信頼が築かれていったのだと思います。今では「彼女がいるとホッとするのよ」とおっしゃっていただいています。

■お迎えに来た保護者の方の目にとまるように活動報告を掲示

Q子どもたちの活動を伝える掲示物が好評だとお聞きしていますが?
成田:はい。当園はオフィスビルの2階ということもあり、保育士が玄関の前で保護者対応をするのが難しく、以前より迎えにきた保護者の方に保育室まで入ってきてもらっていたんです。そこで、その日の活動報告を年齢別に掲示物にまとめて、入口付近の壁に張り出すようにしたのです。

入口付近の廊下に貼られた掲示物。組別にその日の活動が写真と共に紹介されています

職員が毎日、その日の活動をまとめます。よくわかると好評の掲示物

Qそれは、素敵な取り組みですね。毎日、やられているんですか?
成田:はい。画像を多めに使うのがポイントです。一目で保育園での子どもたちの様子がわかるように工夫しています。保護者にとっても知りたい情報のためとても喜ばれています。

Q掲示物の前で、お迎え対応をすることになるので話もはずみますね。
成田:はい。保護者の方は仕事をがんばられて、子育てもがんばられていらっしゃる。それを支えるのも保育園の役割だと思っています。担任をはじめ職員全員で、保護者とともに成長を喜びあえる…。そんな園にしたいと思っています。

成田施設長は、子どもの心理や育ちについて学びたいと保育士の道を選んだそうです。これまで、保育士として経験を積みながら子どもの発達や心理についても学び、社会福祉士の資格も取得したそうです。「子どもたちの遊びや育ちにはすべて理由があります。発見や感動を子どもたちと一緒に楽しみ、成長していける園にしていきたいですね。」と成田施設長。「保育園は大人の“楽”が基準になってはいけません。」とおっしゃっていたのが印象的でした。

CCS NOTE(*1):保育園向けの連絡帳アプリ。欠席や登降園変更の連絡やCCS PRO(保育業務支援システム)と連動した成長記録のお知らせなど、園と保護者とのコミュニケーションがに役立てています。

文責: 馬渕