当社が東洋大学国際学部の学生を対象に行っている寄附講座「社会保障論」の9回目が6月10日に行われ、AIAI(あい・あい保育園)第二流山おおたかの森園の直井施設長と、発達に特徴のある子どもたちをサポートするAIAI PLUS八千代緑が丘の菊池施設長が、オンラインによる施設見学の講義を行いました。

第二流山おおたかの森園

保育園の役割を知っていますか?

本講義のテーマは「保育園の役割」です。まず、当社の大須賀エリアマネージャーが「保育所とは?」について解説しました。

大須賀氏は「保育所とはどんな目的のための施設でしょうか?」と、学生のみなさんに問いかけました。さらに事前課題で学生のみなさんが回答したものを頻度の多い言葉順にまとめた表を紹介。すると、「子供」「保育」や「親」「仕事」「預ける」「共働き」という言葉が上位に上がりました。

「このことから、みなさんの保育施設のイメージは、仕事をしている親が子を預ける施設と考えていることがわかりました」と大須賀さん。続けて「実は、以前の保育園は、みなさんのイメージ通り働く保護者のために子どもを預かる施設という役割が大きかったのです。しかし、現在、女性の社会進出が進むなど社会ニーズの変化から保育園もまた未就学児の教育を担う幼児教育施設と明確に定められるようになりました」と説明しました。

現在の保育所をめぐる状況についても解説しました。「知っている人もいると思いますが、少し前までは待機児童が社会問題化していました。しかし保育所をたくさん作ったことで待機児童の問題は現在解消に向かっています」と大須賀氏。

このように保育所に求められる役割が変わってきたことで、保護者の意識も変わってきました。「そのため、当社が運営するあい・あい保育園でも、社会にニーズに応え保育と同時に、学ぶ力を培うことにも力を入れています」と大須賀氏は話しました。

その例として考える力を養うIQパズルや、基本的な運動能力を養う大型遊具「AINI(アイニー)」、雨でも外で遊べる木製遊具「AINI BOX(アイニーボックス)」を紹介。さらに、子どもたちの中には集団生活が苦手だったり、発達が気になるお子さんが増えているとも。そういったお子さんを支援するために新たにスタートした「AIAI PLUS」の事業内容についても紹介しました。

施設長自らが園庭や園舎をカメラで中継

続けて、第二流山おおたかの森園の直井施設長が登壇。自らカメラで撮影をして、オンラインによる保育園見学を行いました。

直井施設長がまず、やってきたのは園庭にあるAINI BOX。入口をくぐると全面が砂場の床が広がり、水車がくるくると回っています。「水車では子どもたちが大好きな水遊びもできるし、どうして回るのか観察したりしています」と直井施設長。

AINI BOXは3階建てのため屋根があり、雨でも遊べる全天候型の遊具です。直井施設長は2階に上るとハンモックやクライミングの壁を見せながら「子どもたちは2階からの眺めと3階からの眺めの違いを不思議に思い、何回も行ったりきたりします。当園では、このように日常の中から気づくことを大切にしています。今後も空間認知や体感を整える遊具としてAINI BOXを活用していきたいですね」と直井施設長。

その後は、園舎の中からも中継し、子どもの目線で園内を楽しく案内してくれました。

雨でも遊べる3階建て木製遊具「AINI BOX」

一人ひとりに応じたプログラムで成長をサポート

直井施設長と交代して、今度はAIAI PLUS八千代緑が丘のオンライン見学を菊池施設長が行いました。最初に紹介したのは、広い園庭にある大きなAINIです。ブランコやお砂場、揺れる橋、平均台やボルダリングなどを次々にカメラで紹介しました。「アイニーには、全身の筋肉を使って登ったり下りたりすることが多い遊具、また揺れる橋などもありバランス感覚も鍛えられます」と菊池施設長。

明るく広い部屋で行う運動プログラム

続けて園舎に入ると、AIAI PLUSで行っているプログラムを紹介。実際に、菊池施設長が微細運動プロブラムを実際にやってみせてくれました。

「保育園だと一人ひとりに応じたプログラムをやるのは難しい。そのため私たちの施設では個別の学習プログラムと運動プログラムによる支援を行い、成長を支えています」と菊池施設長。

また、実際にプログラムを受けているお子さんの様子を動画で紹介。部屋に入ることができなかったお子さんが、徐々に部屋に入り机に座ってプログラムを受けていました。

「こうした事業は、今後ニーズが高まると思います。最初はじっとしていられないお子さんでも、待つことができる事が増えるなど、成果を実感しています。一人でも多くのお子さんの成長を支えたいですね」と菊池施設長は話していました。

本講座も残り少なくなってきました。今後もみなさんの良き学びの機会になるよう務めていきたいと思います。